ビストロ ガワ 三島市広小路
2009年 10月 30日
まんまとその営業トークに乗り、
褐毛のシンタマを喰いにgawaさんちへ。
とは言っても実は、この褐毛をgawaさんがどう料理するのか、
大いに興味津々だったんである。
今日は鼻ッから「肉を喰う」と決めているから、
テリーヌだって、原木椎茸とフォアグラのテリーヌなんて、
とっても濃いところから入り、
林檎のソースのブータンノワールのテリーヌとテリーヌ攻めで、
最初から気合充分なとこを見せちゃったりする。
今まで、どうしてもメニューに載せづらかったんだよね」と。
つまり、サシが入った黒毛なんかを塩胡椒で焼きっぱなしにしたのは、
フレンチじゃない、やっぱりソースを使わないとね、と言う意味だと思うが、
この褐毛和牛、そういう意味では、フレンチ向きの牛かも知れない。
フォンドボーのソースが敷かれた皿に、
どっしりとやって来た褐毛和牛のシンタマのステーキ、
切った断面のピンク色の部分を触ってみると、
ほんのりと温かく、やっぱりプロの火入れ。
旨味いっぱいの褐毛のモモを噛みしめながら、
あらためて、「褐毛って、ステーキが旨いよなあ」と思う。
赤身の牛肉って言うと世間では、岩手の短角和牛が有名だけど、
この短角ほど、仕入れが難しい牛もない。
だって、数いないから市場に上場しないし、
いい牛は、大概が生体のうちに買いが付いてしまう。
そこで、もう一種の赤身系和牛、褐毛和種となるのである。
肉の旨さは、短角に引けを取らないし、
買いがそんなに集まるわけでもないので、単価も買いやすい。
でも、これだけあちこちで見掛けるようになると、
こちらも、仕入れが難しくなっちゃうのかな。
オーダーしたのが、黒ムツちゃん。
アクアパッツアみたいな感じで仕上がってきて、
そして、ごらんの通り。
ここまで喰われちゃえば、黒ムツくんも本望でしょう。
どうしても気になっていた山羊くん。
黒板の隅っこでジッとしていても、
「山羊」って文字が、目から離れない。
もう既に、オーバーストマック状態だったのに、
イってしまいました。
この写真でスペアリブ3本分。
こちらも、しゃぶりつくように、ごらんの通り。
魚はもちろんだけど、肉も骨付きってのは旨い。
手づかみでムシャムシャやるのがイチバン旨いが、
まあ、gawaさんちだから、そんなこともできるってもん。
褐毛と見ると、「一度試しに」くらいで喰いたくなる。
山羊だって、ブータンノワールだって、イベリコとかだって同じこと。
じゃあ、魚屋さんってのも、黒ムツだとか目鯛だとかイトヨリだとかを、
メニューに見つけると、やっぱり肉屋みたいに喰いたくなるんだろうかなあ。
一度、魚屋のバイヤーさんに聞いてみるとするか。
Bistro gawa
三島市広小路1-37 臼井ビル2F
TEL;055-972-5040
11:30~14:00、18:00~21:00頃
日曜休
オーガニックワインと一緒で¥15,000也。
なんなんだこのテリーヌの分厚さ。これ静岡サイズ?ありえません。
うちは昨日肉の日で女性二人で山形牛リブロース900g召しあがったお客さんいましたけど。大食いさんで日本を救う会とかお開きになってはいかがですか?(笑)
あ、来月か再来月なんですけど雑誌食楽に『フライパンで美味しくステーキを焼く方法』なるページに1P掲載されるんですよ。
そこで僕のおすすめ牛を熊本のあか牛(褐毛和牛)に指名したんです。
なんか注目具合が偶然で面白いですね!
奇遇ですなあ。
でも、いっちゃんは土佐、オレは熊本と、仕入れの住み分けをしているつもりだったんだが・・・
なんて、住み分けるほど仕入れてないけど。
来月は10頭ほど買ってきます。
テリーヌねえ、ホント分厚いよね。
静岡サイズってか、gawaサイズなんだよね。
食楽、楽しみにしてます。
来月って言うと、ボジョレーあるし、その翌月はクリスマスだし、
ステーキの季節到来なんですよね。
でもさあ、ふたりでリブ900gってスゴイよねえ。
もしかして、牛肉LOVEな、あの方かな。
業界的には表彰モンだよね。
予想以上に混雑してお待たせしてしまいました
だけど必死ながら楽しく料理ができました
マグロも牛肉もやっぱ赤身が美味しいっていいですよね
コメント書いてるカルネヤさん雑誌によく出ている
有名なお店ですね
僕も早くそうなれるように頑張りまーす
これからもごひいきに!
ちなみに、ワタシが食べた後の骨には軟骨が付いていません。
こっちも予想以上でした。
あか牛、旨かったッス!
先回のなんたか豚といい、今回のあか牛といい、
最近また、魚より肉がやっぱりいいなあなんて、
年甲斐もなく思っています。
次回も、旨い料理、期待してます。
何だか、日本で食するフレンチってお高いわ~...と、長い間、思っていたのですが、最近、そうじゃないと思い始めました。
だって、日本のクイジニエって、研究熱心だし、器用ですよね。
ブリュッセルにも、日本人のフレンチレストランがあるくらいですし。
おいしいもの、食べたーい!
悔しいのに、また、見に来ちゃいました^^;
お久しぶりッス!
パソコンのご機嫌いかがですか。
ベルギーにある日本人のフレンチって、
銀座でアメリカ人が鮨屋ってことですよね。
そりゃあ、スゲーや。
でもさすがにベルギーでも鰻屋はないでしょ。
このブログ、最近、鰻ブログって呼ばれてますから、ご注意を。