焼肉だ!!一番 沼津市平町
2009年 11月 07日
ただ、黄色いデッカイ看板に、この店名の文字は目立つ。
店名と黄色い看板だけ見てると、
なんかディスカウントの安かろう不味かろうの焼肉屋に見えてしまうが、
とんでもない。
内容は、その辺の高級焼肉店に見劣りしないほど高質だ。
メインは「ふじやま和牛」。
静岡県の東部で牛肉と言うと、「あしたか牛」の知名度がバツグンだが、
あしたか牛は、交雑牛。
交雑牛も悪かないが、ホルスタインの♀に黒毛の精子を植えてできた牛。
そこへいくと、ふじやま和牛は、純粋な黒毛和種。
名前も「ふじやま」と、静岡産の和牛に相応しい立派な名だ。
最近、沼津の街の精肉店や焼肉屋で、よく見かけるようになったのも頷ける。
カルビはもちろん、三角バラのバラ側だし、
ロースだって、ロースと言いながらサシが入ったモモを出す店が多い中で、
ここのは、きちんとしたロース。
タンも、皿に盛られたのはすべてサシが柔らかく、
そして、旨味があるタン元と呼ばれる部位。
たぶん各120gずつくらいあるから、
高級店で食ったら6,000円以上は間違いない。
牛肉の相場も、この不況で下がる一方だ。
生後8ヶ月くらいの素牛を買ってきて、
その牛を出荷できるようになるまでには、そこから2年近く掛かるのが和牛の肥育。
2年前には、こんな景気の悪さは予測できなっかたし、
かと言って、飼ってる牛には餌をやらなきゃいけないし、
和牛の農家は、今、ホント大変な状況になっている。
月に1回くらいは、和牛の農家さんを回っているが、
最近、「この牛を出荷したら廃業しようと思ってるんだよ」とか言う農家さんが多い。
事実、次の素牛の仕入れをしていなかったりするから本音だろう。
だとすると、この後、1年半から2年後には、
和牛の出荷が激減することになる。
まあ、その頃の景気とか和牛の需要がどうだとかは不透明だが、
ある程度の需要があるところに、供給が細れば、
おのずと、その相場は上がってくる。
実際、生産サイクルが牛より短い豚では、
同じように相場の低迷から、
今年の種付けを絞ったり、廃業した農家さんが多かったりで、
来年の春あたりの出荷が激変する予測が出てきている。
すると、今と変わらぬ需要でも、相場は急騰し、
高い国産豚肉が店頭に並ぶか、
今ちょっと少なくなっている輸入ポークがまた増えてくることが想像される。
先々月の外食産業の統計だと、
全国の焼肉屋さんの既存店前年比は13%も減って87%、
このままだと、牛がいなくなる前に焼肉屋さんがなくなってしまいそうだ。
だから、これからの繁忙期のクリスマスと年末を控えて、
「いろんな会議とかは、是非焼肉屋」でと、冗談半分で言ったら、
今週から火曜日の会議が、昼飯を喰いながらになってしまった。
しかも、そのご飯はお弁当屋から配達のパックのお弁当。
焼肉屋の霜降りカルビの焼肉だと、
白飯が何杯もいけてしまうが、
このパックのお弁当なら、中身を完食したらオシマイ。
「まあ、こっちの方が健康的かな」と思ったが、
お弁当に記載されてるカロリー表示は、700キロカロリー。
「まあ、なんかの間違いだろう」と見て見ぬ振りをしている役員さんたち、
たぶん、お弁当を喰いながらのお昼の会議も、来週はないだろうな。
焼肉だ!!一番
沼津市平町14-13
TEL;055-963-1839
17:00~23:00
月曜休
¥4,200のセットはお買い得です。
家が近いのでよく東京用賀にあるらぼぅふというお店にたまに行きます。
(写真画像データ、やはりかなり大きいですね。カメラの設定が超高画質になっているのではないでしょうか?)
まとめ見したら、お肉も、スイーツも、米粒も、魚も、羊も、どれも美味しそう。美食家ブログですね。あー、全部食べたーい。(すみません、本能の叫びです)
ところで、六本木ヒルズ、行かれました?