デフレと神戸ビーフ
2009年 12月 29日
決して、眉間にシワを寄せて行うことじゃないはずだが、
まあ、どうも「安けりゃなんでもいい」的な風潮が広がり、
そりゃあ、我々も充分に反省しなきゃならないところがあって、
「消費者が求めているものは安いものだ」みたいに勘違いをし、
そんなものばかりを提供してきたら、
世の中、どんどん立ち行かなくなり、
所謂、デフレスパイラルって罠にハマっていった気がする。
10円安く仕入れたつもりが20円安く売らなきゃならないハメになり、
10円安く買って得したつもりが、
気が付くと、自分の資産価値が10分の1になってしまっていたなんて、
もうそんな誰も勝てないゲームをいつまでもしていたって仕方ないじゃん、
そんな思いで、神戸ビーフを3頭仕入れてきました。
そういうマニアが喜びそうな牛にしようと思ったけど、
ウチはスーパーだし、「神戸ビーフ」、分かり易いじゃん。
キロ¥7,000くらい、1頭の正肉が約300kgだから、
3頭で600万ちょっとのお買上。
中古のメルセデス?
買ったことないから、分からないけど。
あっという間のご成約で、
もう、ウチモモのこんな部位しか残っていないとのこと。
それを、2日ほど冷蔵庫に置き、
焼く前に半日ほど室温に戻したモモ肉は、表面がしっとりとしていて、
なにやら、艶かしささえ感じる。
そのモモ肉を新品のグリルパンで焼き色を付けながら焼き、
シンプルにフルールドセルと黒胡椒で喰う。
香ばしさの中に、しっかりと肉の旨味があり、
フルールドセルを多めにすると、肉の甘さまで引き出されてくる。
その辺の黒毛和牛にはない肉の深みだ。
市内をMRしていると、
老舗の百貨店では、
たいしたことない黒毛和牛の肩ロースに結構な値段が付いていたりする。
そういう商売の仕方もあるだろう。
要は、お客様に満足して頂けるかどうかにある。
じゃあ、神戸ビーフに適正な利益を乗せると大変な売価になるし、
「売れなかったら、みんなで喰っちゃえ」と仕入れてきた牛が、
割とすんなり売れていく様子を見ていると、
どうも勘違いしているのは、オレ達売る側にあるような気がしてきて、
ヘンな自信が、「デフレって気持ちの問題だよ」と、
ちょっと強気になれそうな気がしてきた。
がんばってくださーい敏腕営業マン様ー!
あ、短角もあか牛も好きだけどやっぱ宮古牛が一番好きー。
地方に行くと良いもの自体がなくて、良いものを知る機会
すら持たない人がどんどん増えてしまったら、
そんなつまらないことってないと思うんです。
日本って経済大国なんでしょう?
安ければいいって発想は貧困すぎませんか。
頑張って良いものを広めてくださいっ!!
そして来年は、そろそろ金回りの良い世の中になるよう期待します!
30蓮ちゃんでしょうか。
また、クリスマスでは、たいへんなご様子、
胸中、ご察し致します。
「ナンバーワンよりオンリーワン♪」
生き残っていく道だと信じています。
楽しみましょう!
来年は今年より一層厳しい年になるんじゃないかと・・・
そんな気がします。
だって、○山さんとか小○さんとか、
やってることメチャクチャじゃん。
収入より借金が多いって、そんな家計がいつまでも続くわけないじゃん。
それにあの危機感のなさ。
呆れます。
なんて、国がダメダメなら、個人レベルでなんときゃしなきゃです。
まあ、せめて美味しいもの食べて!
ですよね。