オクトーバーフェストに私を連れてって。
2010年 09月 22日
日本でも最近盛んに開かれていて、
横浜の赤れんが広場では、来月から2週間ほど開かれる。
その名脇役が各種のソーセージ。
ビールと言えばソーセージだが、
今では、そのソーセージが主役を喰っちゃうほどの人気だそうだ。
そんな流れにちゃっかり便乗しようと、
この機会を虎視眈々とねらっていたバイヤーさんがいた。
試作に試作を重ね、
今年は諦めようかとも思っていたが、
ギリギリになってやっと出来上がったヴルストは、
多分、ドイツの人が食べたら、その故郷を想い出し涙を流すかも知れない。
なんてちょっと言い過ぎたが、
白いのが、その名の通り「ヴァイスヴルスト」で、
スモークが掛かっているのが「ピラーテンヴルスト」。
ヴァイスヴルストの方は、その食べ方で、
もう結構お馴染みになっているソーセージ。
ボイルした後、ナイフでケーシングを切り開いて中身を食べるか、
ボイルして、ケーシングの両端を切り落とし、
中身をナイフでそぎ出して食べるかの方法だ。
昔の魚肉ソーセージの食べ方に似ているかも知れない。
まあ、魚肉ソーにナイフは使わないが。
中身は細挽きの優しい味、
名の通り、ノンスモークのきれいな白上がりな外観を出す為に、
牛肉も色が淡い仔牛肉を使っているのが特徴だ。
一方、ピラーテンヴルストは、一般にはまだまだ馴染みがないヴルストだが、
こういう機会に紹介して、食べてもらうのもいいことだと思う。
こちらも、旨味とコクを出す為に牛肉を使っているが、
元々のレシピは、牛肉を原材料のメインにしたソーセージで、
ケーシングも、ウインナーのように細くなく、
モルタデラやランチョンミートのように、
スライスしてハムのようにして食べる形態のソーセージだ。
スパイスにグリーンペッパーを使いアクセントにして、
ケーシングの中身は牛肉も豚肉も荒挽きだ。
これを、おウチシェフは、
両方ともボイルした後、ちょこっとグリルしたが、
これも、香ばしく仕上がっていい感じになっている。
付けあわせは、夏前から作り置きしてあるザワークラウトとピクルス。
当然、ビールから始めたが、
途中から白ワインにした。
喰うのも飲むのも自由がいい。