草で育った牛を喰う。-その3
2010年 10月 01日
「そうだ鹿ッ!」とつぶやきキッチンに立ったおウチシェフ、
少し残っていた草喰う牛の肉を、生姜焼きくらいにスライスし始めた。
豚肉の生姜焼きの厚さ、
約5mmくらいだが、
あの厚さってのは、肉の旨さを味わうには絶妙な厚さだと思っている。
牛肉だって、厚けりゃイイってもんでもない。
特にコイツのような硬めの赤身肉を美味しく喰うには、
5mm厚が、ちょうどいいのかも知れない。
それに、塩胡椒して片栗粉をはたき、
肉汁を閉じ込める作業をした肉を、ちょっと多めの熱々の油で焼く。
ソースには、温めて柔らかくしたトリュフ蜂蜜を、
オリーブオイルで伸ばし、塩胡椒したのを掛ける。
この赤身肉をやっつけてみたようなのだ。
鹿肉とおんなじように、赤身の肉には甘めのソースが合う。
和牛の甘みは脂から、
だから、赤身の肉にも甘みを足すと旨くなる。
そんなとこかも知れないが、
おウチシェフ、思い付きでも「Good Job!」
うまそ~~~~~、どこ見ても美味そうですなぁ
でしょう。