「ポアトリーヌ・フュメ」と「ソオスィス・ドゥ・プロヴァンサル」と言うらしい。
2010年 11月 28日
「ポアトリーヌ・フュメ」とは、その名の通り香り高いベーコン。
そして、「ソオスィスドゥ・プロヴァンサル」とは、プロバンスのソーセージ。
まずは、ベーコン。
キュルノンチュエのベーコンは皮付きで仕上がっているので、
その皮を外して、薄くスライスして、そのまま喰ってみる。
豚の脂がソフトクリームのように口の中で溶けた後に、
ぐわあ~と拡がってくるスモーク香、
単にベーコンと言うよりも、豚バラ肉の燻製って言った方がしっくりくる。
それほどの濃く強い香りがある。
そして、充分以上の乾燥のため、肉が驚くほど硬い。
皮を外したり、スライスしたりの時、ナイフがなかなか入っていかないし、
火を入れてからも、なかなか噛み切れないほどに乾燥させてある。
そして、その乾燥が、肉の味を引き出していくのである。
溶けていく脂と深い味わいに濃いスモーク香、
食肉加工品の原点のようなバラ肉の燻製だ。
「ポアトリーヌ・フュメ」が硬派な食肉加工品なら、
「ソオスィスドゥ・プロヴァンサル」は、ソフトで軟派な食肉加工品。
マジョラムの風味を効かせた荒挽きソーセージに、
ドライトマトとオリーブ、そしてシャンピニオン・ドゥ・パリのカットを混ぜ込んだ、
なんともお洒落なソーセージ。
ボイルしてから、フライパンで転がして焦げ目を付けて皿に取る。
荒挽きと言っても、日本の荒挽きとは全く違い、
肉や背脂がケーシングの中にゴロゴロしていることはなく、
言い方は難しいが、「丁寧に粗く挽かれた」という感じだ。
だから、舌触りは滑らかで、肉が当たることはなく、
その代わりに、マジョラムやドライトマトやオリーブ、
そして、シャンピニオンの香りが交互にまたは、混ざりながらやってくる。
パリの下町のシャルキュトリーが自慢げに作りそうな、
とってもお洒落で、繊細なソーセージである。
パンとワインと一緒に、まあ、最近、こんな感じの加工品たちにハマっている。
美味しそうですね
想像しただけでワクワクしちゃいますね(*´∇`*)
初コメ失礼します。
キュルノンチュエ、わたしも大好きです。
高いのでなかなか買えませんが、
あのおいしさについついリピートしちゃいます。
ぜひまた高山に遊びに来てください(*´∇`*)
原点です。