神戸ビーフを仕入れてきました。
2011年 08月 12日
高速も、新幹線もすっかり夏休みモード。
そうは言っても、我々のお仕事は、今がカキイレ時、
牛肉は相変わらずだが、このお盆には、きっと戻って来るだろうと、
期待を込めて、神戸ビーフを1頭仕入れてきた。
最近、つくづく思うこの夏の牛肉に関わる問題について、
業者や農家の連中とはもちろん、消費者の皆さんと話し合うこともしばしば、
そんな時、どうしても残念でならないのは、
消費者の皆さんへの情報の伝え方や伝わり方の稚拙さ。
問題が発生した時の、優先順位、解決の基本的な方向性、その処理方法、
そして、その伝え方。
結局、イチバン影響受けるのも、騒ぐのも消費者さん達なんだから、
最初から、そこを起点にいろいろ対処したらいいし、
それ以前に、予備的な知識をもっと分かりやすく伝えられないものか。
役所や業界が開くミーティングに参加して、
消費者系と言われる参加者の発言に、ちょっとした違和感を感じるのも、
そういう情報の伝達の仕方に問題があるんじゃないかと思ってしまう。
テレビで池上彰さんが引っ張りダコなのも、
消費者さん達が、あの手の分かりやすい情報を求めているからに他ならないし、
ただ、消費者さん達も、ある程度の勉強の必要はある。
「分かりやすさ」への要求を解決してやれば、
知りたいこともあるだろうし、
業界や行政として、知っておいてほしいこともあるはずで、
大切なのは、どう伝えるのかということだと思う。
池上彰さんの番組を、大して興味なかった事柄にもついつい食いついて見てしまうのは、
結局、分かりやすくしかも面白いからで、
「楽しみながら知る」、その辺に解決の方法がありそうな気もする。
ともあれ、不安なことはこの際忘れてもらって、
美味しい神戸ビーフを楽しんでいただきたい。
頑張ってください!
リスクコミュニケーションですね。
ユッケ事件から放射線問題まで、ずっと今までジッとしていた消費者庁がやっと重い腰をあげました。
今月下旬に、さいたま市と横浜でリスコミを開きます。
なんで今までなんにも行動を起こさなかったのか知りませんが、
基調講演には、牛肉界のマドンナ、新山陽子先生です。
ただ、その後のパネルディスカッションは、生協関係者だけということで、
話の内容から結論まで、なんか「いつものかよ」って感じで、
あまり面白そうではないですね。
ただ、新山先生がこの問題に対して、どういう基調を持っているのか、
これには興味津々です。
一聴の価値アリです。