ギョーザナイト。
2011年 09月 04日
大蒜がコラショと効いて、肉より野菜が多めの餃子、
豚バラとキャベツの味噌炒めに、ゴーヤのチャンプル。
なんとなく、全部ビール合わせなテーブル。
もう2年も3年も前、
店で餃子の具を売ろうと、もちろん具材は吟味を重ね、
素材は大蒜に至るまで国産で、その産地にもこだわり、
大蒜を国産で商品化するのって、結構たいへん。
なんたって、中国産と比較してコストが圧倒的に違う。
でも、美味しいのは断然に国産。
さらに、1パックの内容量も、
別売りしている餃子の皮が大判も普通判も25枚入り。
でも、売れるのは大判。
だって、包み易いから。
その大判餃子の皮には、いったい何グラムの餃子の具が適当か。
1パックの内容量を決めるのに、そこから入り、
それが大体13~15グラムが適量だとなり、
販売価格帯と原価を考慮に加え、1パック340グラムとなった。
ところが、販売を始めてみると、さっぱり売れない。
いろいろ、原因を探ってみた結果、
店のパートのオバちゃんが、
「そりゃあ、あんたねえ、餃子を包もうってお母さんは、
大蒜買って、キャベツ買って、挽肉買って、練込みタレだって自分のレシピがあんだよ」
と、こともなげに言い放ち、
「なあんだ、そういうことか、そりゃあ売れねェや」と、納得したことがある。
今夜だって、素材を買い、タレもおウチシェフのレシピ。
そういうことである。
大雨は峠を越したかと思うとまた降り出し、
しばらくすると、何事もなかったかのように静まりかえる。
恋愛映画でも見ながら、静かに餃子を食うには良い夜である。
コレに決まり、と思ってたけど恋愛映画ざんすか・・・。
それじゃ慕情でも見ながら食べますかね。