どうしても、マグロのお造りが食べたくなって。
2011年 11月 07日
この季節外れの蒸し暑さに、鍋なんてすっかり忘れてしまい、
ウチでもマグロのお造りがテーブルに乗る羽目になってしまってます。
元々、おウチでお造りをほとんど食べません。
なぜかって言うと、鮮度?見栄え?雰囲気?
なんでしょう、どうしてもおウチでのお造りが苦手なんです。
そんなオレに、「美味しいマグロがウチで食いたい」と言わせるほど、
やっぱり、異常気象なんでしょか。
「食べたいものは自己責任で自己調達」、これがウチのルール、
幸い、清水には立派な街の魚屋さんがまだ結構残っています。
その一軒、入江の魚市へお皿を持って出掛け、その皿にマグロを盛ってもらいました。
清水のマグロはほとんどが冷凍。
でも、鮮度をキープする冷凍の技術と解凍のノウハウで、
美味しいマグロが手頃な値段で味わえます。
美味しい鮨屋さんと元気がいい魚屋さんが、ここ清水で繁盛しているのも、
そういう理由からだと思います。
ちょっと多いかと思ったけど、あっという間に完売です。
おウチシェフもオレ同様、ウチでのお造りが苦手なのに、
お酒が進む、進むと・・・・
品種はカナールだと思うけど、フォアグラを取った後のマグレなんて、
もちろん、おウチシェフの師匠のフレンチシェフからのいただきモノです。
元々、フォアグラ用に育てられた鴨だから、ちょっと大きめで肉も硬めだけど、
その分、旨味はその辺の合鴨にはない濃さです。
脂もほんのりと、気のせいかフォアグラの香り。
血が滴る程度に軽く焼いて、ネギと一緒に頂きます。
今年は冬は来るんだろうかと心配になってしまうような気候が続きますが、
きっと、ドッカーンと急に寒くなったりしそうな気配いっぱいで、
毎日、天気予報を見逃せません。
今夜も寝るにはTシャツ1枚。
毛布なんて、一度出してはみたものの、すっかりまたクローゼットの奥で寝てます。
そんなんでも、どこの売場も鍋を追い続け、
「売れない」を繰り返すばかり。
寒い時期にはきっぱりと寒くなってくれないと、難しいですな、この商売。