夏の終わりに炙ったお揚げで飲む。
2008年 08月 26日
すっかり涼しくなってきた。
海からはちょっと
離れているが、
窓を開けていると、
なんとなく潮っぽい
香りの風もやってくる。
もういつまでも
ビールでもないだろうと、
風呂あがりに
冷蔵庫から
よく冷やした
吟醸酒を持ち出し、
ベランダのパイプ椅子に座り、
エアコンの室外機を
テーブル代わりに一杯始める。
こんな夜の酒の肴は、
ちょっとわびしいくらいの方がいい。
たたみいわし、お新香、かっぱえびせん。
最近のお気に入りはミモレット。
歯が折れそうになるくらいハードなチーズだが、
不思議とどんな酒にも合う。
そして今夜は、炙ったお揚げ。
なんのことはない、
ガスレンジの上で、
菜箸に刺した油揚げを炙って、
ほんのり焦げて香りが立ってきたら、
適当に切って、
醤油をたらして出来上がり。
まったく華はない肴だが、
これ一品であたりの空気がしんと静まり、
すべての酒を極上にしてくれる。
ただ、夏の終わりに炙ったお揚げで飲んでいると、
誰にも会いたくなくなってしまうのが、
ちょっと難儀だ。
母方の祖母の家の近所に豆腐屋さんがあって、夏休みなどに行った際によく食べた揚げたての油揚げを思い出します。
美味しかったなぁ~~~♪
いつもしょうがで食べてましたが、今度ためしてみよう♪
そう、なんにでもあいます。