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河津桜と芋焼酎と金目鯛

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今朝の朝日新聞、
カラー写真でその一面を飾っていたのは、伊豆の河津桜。
河津川の両岸に連なる桜並木がピンク色の帯になっていた。

「河津の桜がそろそろでっせ~」と誘われたのが1週間前。
「桜かよ、駿府公園でじゅ~ぶん」とか答えていたが、
「桜を眺めながら、金目で一杯どぉ」とか振られて、
「ディ~ル」となり、
花より団子を地でいってしまったが、
沼津から伊豆縦貫道に入ったと思ったらもう長岡から渋滞。
そのままズルズルと連なっていたが、
天城ドームのあたりで横道にすり抜け、
ループ橋の手前で合流しまたズルズル。

それでもなんとかスーパーAOKIのあたりまで来たが、今度は駐車場がない。
そしたら、近所のオッチャンが手招きして、
NTTの駐車場へ、「ここならタダだし、大丈夫だよ」と言う。
よく理解できぬまま「んじゃ、停めよか」ってくらいで駐車して、
いざ、お祭りに!
そう、桜見物、花見と言うより、河津の桜は縁日に近い。
河津川の土手沿いに咲く早咲きどピンクの河津桜を愛でる、というより、
それに便乗した地方の観光縁日の様相。
実際、街中に立ってるピンクののぼりにも「河津桜まつり」と書いてある。

イカ焼き、焼きもろこし、ソフトクリームなんかの定番屋台はもちろん、
中央の広場には、富士宮焼そばから浜松餃子に天津甘栗と、
なんでもアリ状態。
それでも、ここのはちょっと工夫のあとがあり、
地元で採れた椎茸やみかんに金柑、
それらで手づくりしたマーマレードや、
露地の野菜の漬物などを売っている屋台もあり、
普通の縁日屋台より、なんか道の駅っぽい。
その中でも、この日のメイン、
「花よりだんご」の「だんご」の部分が金目の干物で一杯なのである。

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店の外に並べられた網台の上に、近海で獲れた金目鯛、イカ、サンマなどを干し、
それらを、適当に選んで店の中に持ち込み、
テーブルの中に仕込まれた七輪で焼く。
どピンクの桜に黄色い菜の花まで参戦している風景を眺めながら、
七輪の炭火で焼く金目鯛、
隣のおばさんに「海の魚は身から焼くのよ」と教わると、
暫くして、金目鯛の脂が炭に落ち、「ジュジュジュ」と音を立てる
そして、熱々ふっくらの干物で呑む芋焼酎。
暫しの幸せとなるのである。

帰りは、駐車場を出たとこから修善寺まで、
また延々と渋滞の列。
助手席で心地いい山の風を受けながら、
「あ~仕事したくねぇ~や」って言ったら、
「どうぞ」と言われてしまった。
Commented by mangiamocarne29 at 2009-02-17 12:50
昨日、御前崎産の地金目鯛いただきました。
こちらは「蘭」と言う芋焼酎でやりました。
旨い肴と旨い酒、それと隣にエアホステス介して気分上々でした。
Commented by ピンクスター at 2009-02-18 01:18 x
母の実家が河津なので、幼少の頃から河津桜は見てきましたが、こんなに有名になるとは夢にも思ってませんでした。

祖父母が亡くなってからは河津に行く機会もめっきり減ってしまいましたが、河津桜と菜の花のコントラストが懐かしく、母は私以上にその気持ちが強いようで、先週からベッドサイドのボードに、近所の農協直売所で仕入れた河津桜と菜の花を活けて楽しんでます♪

金目の煮付けはよく食べますが、干物は最近食べてないなぁ・・・
そう思いだしたら、めっちゃ食べたくなってきました!
Commented by tadano_buta at 2009-02-18 01:31
>いっちゃん、毎度。
エアオネーチャン、仕方ないよなあ。
でも、そのエアに向かって、独り言とかは要注意ですよ~。
Commented by tadano_buta at 2009-02-18 01:36
>ピンク☆さま、毎度。
街中、あちこちに桜って状態ですね。
だから、街中で盛り上げようとしている感が、ひしひしと伝わって来ましたよ。
七輪で焼く金目鯛、美味しゅうございました。
by tadano_buta | 2009-02-17 02:42 | 伊豆で喰う | Comments(4)

美味しくご飯を食べるために、 楽しくお酒を飲むために!


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