リストランテ ラ・ルーチェ 鎌倉小町通り
2009年 03月 23日
今月に入って3回目。
1回目は、某老舗スーパーさんで研究会、
2回目は、某老舗ハムソーメーカーさんの工場見学、
その間、鎌倉に住んでる古い友人と数年振りの再会とか、
どうも、鎌倉には老舗も含めて「古い」ってのが、
オレの中のキーワードみたいだ。
そう言えば、中学卒業の年、確か卒業式の後、
男子たち仲間と3、4人で電車に乗り、なぜか北鎌倉へ。
お寺めぐりをした後、山のハイキングコースを歩いて八幡宮へ、
大通りにあったマックで食べたハンバーガーがやたら美味しかった記憶があるが、
それも、ずいぶん古い話し。
リストランテ・ルーチェ、
小町通り沿いという、「観光客さまいらっしゃいませ」的なロケーションで、
イタリアンと言っても、「お箸で食べる・・・」が謳い文句らしいし、
出てくる皿もいかにも鎌倉の陶芸家が焼きました的な、
一枚一枚の意匠がぜんぶ違い、
イタリアンらしくはないけど、とても鎌倉的。
オレたちの他に、女性のふたり連れが3組いたが、
古都を訪ねるふたり連れの女性客には、
結構、ハマるのかも知れない。
それに、サービスもうんとフレンドリー。
予約のデンワ時にも、「では、お待ちしてます、気をつけていらしてください」と、
とっても感じが良い。
店に入ってからも、「こんにちは」とシェフの笑顔で迎えられ、
終始、話し掛けてきては、ひと懐っこい笑顔。
カウンターの中にあった気になる本も、
どうぞ、どうぞと見せてくれる。
そんな気さくなところも、古都を訪ねる女性たちには受けるのかも。
さて、料理。
アミューズは、カクテルグラスに入った人参のスープ、
そして、地元で獲れた鯵とグレープフルーツをマリネしたサラダの前菜と、
最初の掴みがいい。
なにしろ目の前でする料理が実に丁寧だ。
そして、シラスと菜の花のパスタは、
微かに明太子も使っているようだし、
メインに選んだ魚料理は、
ムニエルにした金目鯛の上に海老のすり身を蒸したのを乗せ、
ソースにはアメリケーヌソースと、
さすがは鎌倉リストランテ。
でも、こうして見ると、金目はもちろんだけど鯵にシラスと、
これで、海老がスカンピだったら、
そのまんま駿河湾とおんなじじゃん、とか思ったけれど、
そこは、しっかり野菜が違う。
見たこともない野菜たちが盛られ、
それぞれ一応聞いてみたけど、結局覚えてない。
そう、覚えられないほど目新しい野菜が使われているようだ。
ただ、「この小さいブロッコリーみたいの何?」って聞いたら、
「それ、ただの小さいブロッコリー」とそのまんま。
聞くと、野菜屋さんで、ブロッコリーを店頭に出すとき、
小さな花の芽部分を切落す。
そこを集めておいてもらって安く仕入れてくるらしい。
こういう仕入れの上手な店は料理もいい。
ドルチェにエスプレッソ、さらにはそのお茶菓子まで出てきて、
鎌倉リストランテ、大満足。
それにしても、飲食店がひしめく小町通り、
さらには、湘南も含めてイタリアンなんて大激戦区、
でも、この日のランチの予約をしようとデンワをしたけど、
6、7軒、すべて予約で一杯と断られてのルーチェ。
そのルーチェも予約なしで入ってきた客はすべて断っていたから、
やっぱり大激戦の中でも勝ち組なんだろう。
まあ、そんな心配は、大きなお世話だろうが、
この暴風雨の中、ホっとしたランチには違いなかった。
リストランテ ラ・ルーチェ
鎌倉市雪ノ下1-7-6
TEL;0467-23-2352
11:30~14:00、17:30~21:00
水曜、第4火曜休
¥2,800のコースにグラスワインで¥3,400のランチ也。
先日から、デジカメの液晶が壊れてしまい、
写真はカンで撮っているからイマイチと、ちょっと言い訳を。
大満足なんてよろしかったじゃ~ございませんか。
あたしゃ期待はずれの観光地で泣かされた週末だったわ(泣)トホホ。
すごい強運ですね~! 私だったらとっくに諦めちゃってます。。
ブロッコリーの話とか、いいなぁと素直に思います。静岡にあったら絶対行ってますヨ(笑)。
でも、確かに女性向けを意識したお店が多いかも・・・
京都より手軽に、歴史と季節の花の織りなす景色を楽しめるので、個人的にはとても好きな場所のひとつです。