カテゴリ:病気療養中のこと |
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2011年 07月 07日
![]() 昨日の午前中に退院しました。 4月22日の入院から70日余り、 その内、病院食には手術後から55日間に渡りお世話になった。 同じ食品を生業にする立場から、 好き勝手なことをつらつらと書き重ねてきたが、 「病院食」と言う、こんな奥深いカテゴリーの食分野にあらためて気付き、 実際に体験し、食べながら考えることができたこの機会は、 大げさでなく、自分の食に対するスタンスを変化させたのは間違いない。 シャバに帰り、また病院食が恋しくなったら、 「病院に戻ろうかな」なんて言ったら、 おウチシェフにラリアットをくらいそうだけど、 なにはともあれ、 ごちそうさまでした。 昨日の朝飯。 キャベツと人参、青ネギの味噌汁、 鰯の鰹節煮、 小松菜と人参のお浸し、 チーズ、 野菜生活。
2011年 07月 06日
![]() おウチシェフが、ベランダでモロッコインゲンを育てているらしいが、 例によって芳しくなく、未だに細いままらしい。 途中、肥料を与えたかと聞くと、頭上に?マークを飛ばしまっている。 さて、そんなインゲンの磯和え。 なんか久しぶりに「磯和え」なんて言葉を聞いたような。 単純に麺つゆやポン酢なんかのお醤油系タレに、 海苔を千切って和える簡単な料理だが、 あまりにシンプル過ぎて、お通しにもならないのか、 久しく出会ってなかったが、まさか病院食のお通し・・・ じゃあない、病院食で出てくるとは。 トマトをトッピングして、夏らしいお通しだ。(まだ言ってる) もう一品、メインの烏賊の五目炒め、 味付けは、普通に中華だが、注目はその烏賊にされた仕事。 よぉーく見てよ、松笠切りなんですよ。 大量に作るのに、別に鹿の子でなんの問題ないところを、 わざわざ松笠にする職人さん(職人さんがいたらの話しだが)の心意気。 まったくもって「ここは割烹かよ」とツッコミを入れたくなる。 昨日の昼飯。 烏賊の五目炒め、 ミックスハムサラダ、 インゲンの磯和え、 生パイナップル。
2011年 07月 05日
![]() 例えばこの日の昼飯、 酢豚にご飯ならコンビニ弁当にもあるが、 カロリーを考慮した「酢鶏」はちょっとない。 さらに、それに切干し大根とと海藻サラダを付けるとなると、 フジオフードの「まいどおおきに食堂」くらいか、 街中でそれっぽい食堂を探すしかない。 ただし、そこは外食、味付けはやっぱり濃いめだし、 油脂も結構使っているだろう。 と言って、お弁当を作って持って行く、ってのも時間的に継続できない。 そんなんで、今のカロリー控え目、薄味でバランス良く、しかも旨い、 って食事を退院後にも継続摂取できるには、 この病院食シリーズの最初の頃にも書いたが、 病院の機能として、外部に向けた病院食の食堂を開けてもらうしかない。 どうでしょう、日赤さん、今建ててる新館に。 「退院したらオシマイ」って訳にはいかないんです、オレたち。 昨日の昼飯。 米飯中、 酢鶏、 切干し大根とツナと人参煮、 海藻サラダ、 スイカ。
2011年 07月 04日
![]() へへ、避暑地で行楽弁当広げてます。 って、見た瞬間「助六」って思ったんですが、 病院的には、カリフォルニアロールと稲荷寿司だそうで。 なんでかって言うと、太巻きには、アボカドが巻かれてたんですねぇ。 ホント、ここの病院食は、油断もスキもない。 さらに、行楽弁当には必須の枝豆(冬瓜の上だけど)、 これ、なんと「駒越産」の枝豆だそうで、 「ここは割烹料理屋かよ」とツッコミを入れたくなりました。 駒越とは、家康さんに縁がある久能の東照宮の東側の地域。 海岸沿いの砂地が枝豆の栽培に適していたみたいで、 美味しい枝豆の産地として有名です。 とは言え、夕飯に助六、じゃない太巻きと稲荷って、 ありなの?病院さん。 昨日の夕飯。 カリフォルニアロール、 稲荷寿司、 静岡トマト青シソ掛け、 静岡冬瓜と駒越枝豆。
2011年 07月 03日
![]() ついにカレーの登場。 途中にミートボールのカレー煮なんていうややこしいメニューはあったものの、 直球なカレーは、2ヶ月で初めてなはずだ。 しかも「夏野菜カレー」とウレセンできた。 ズッキーニ、茄子、パプリカと彩りも豊かに、 夏らしさを一生懸命演出している。 そして、お約束の病院食としてのお仕事は、 それらの野菜が、食べやすいサイズにカットされ、 消化にいいように、くたくたに煮込まれている。 また、当然のように福神漬けは無着色だし、お肉はチキン、 さらに、ご飯には麦が混ざっていて食物繊維もバッチリ。 決して流行りの辛さはないが、 コクと旨味充分な仕上がりになっているのは流石だ。 昨日の昼飯。 麦ご飯、 夏の地場野菜カレー、 コールスローサラダ、 福神漬け。
2011年 07月 02日
![]() いや、ハレて退院して早くも「仕事をした」って事じゃなくて、 やっぱり、主題はここの病院食。 その毎日のメニューにあるひとつひとつの器の中の素材に、 細かく丁寧な「仕事がしてある」って話しです。 例えば、写真の真ん中「チンゲンサイと桜海老のソテー」、 火の通りを考えて、葉っぱの部分と茎に分けるのは、大概だれでもする。 でも、その茎の表面のスジまでは、なかなか取らないが、 ここのは、食感や消化を考えてしっかり取ってある。 また、桜海老のヒゲも同様に一尾一尾丁寧に取ってある。 桜海老のヒゲがある無しでは、食感に大きな差が出るからである。 他にも煮物のこんにゃくは、味がしみやすいように手で千切ってあるし、 しかも、その大きさは、喉に詰まらないようほぼ1センチ角という細かさとか。 ちょっと料理とは違うが、先日の豚肉の脂身落としや、 鶏肉には皮がほとんど付いてないし、魚には全く骨がない。 江戸前の寿司じゃないけど、やっぱり、ちゃんとお仕事してあると、仕上がりも美味しいよな。 昨日の朝飯。 米飯中、 白菜と麩と若布の味噌汁、 月見蒸し、 チンゲンサイと桜海老のソテー、 ふりかけ。
2011年 07月 01日
![]() 池波正太郎は、日記にその日に食べたものを記録しただけでも、 あとからその一日の出来事を思い出せるそうだ。 日々の暮らしの中で、どこに重点を置いて生活しているかであり、 羨ましい限りである。 病院で生活していて、日々の楽しみとか、きのうと違った事とか言うと、 言うまでもなく食事しかない。 それでも、日々綴った日記の写真を見ても、 これといった記憶が蘇らないのは、よほど生活に変化がないせいなのか。 一般的な食に季節感がなくなり、食べ物の情緒とかも乏しくなっている。 季節や旬を極普通の食の中で際立たせる事が、 今、最も難しい事なのかも知れない。 季節感は、出すものでなく、そこにあるもののはずなのに、 食の季節は、それなりの対価を払わないと味わえないものになってしまったらしい。 でも、そこへいくと、ここんちの病院食は、何度も言うが大健闘の部類に入る。 このまま素直にがんばってもらいたい。 昨日の夕飯。(特に季節感はないが) 米飯中、 カニ玉風オムレツ、 じゃがいも煮、 豆腐サラダ、 オレンジ。
2011年 06月 30日
![]() 約2ヶ月ぶりに病院の外に出た。 なんでわざわざこんな猛暑の日を選んで外に出たかと言うと、 ただ出掛けなければならない所用があったからである。 それにしても、35℃らしい。 どこぞの東南アジアの空港に降り立ち、 その空港ビルから出た瞬間のあの湿気を帯びた熱気を思わせる。 思わせると言うより、それそのものである。 ここ数日、今日の外出を楽しみにする気持ちと、 この猛暑の中に立つ不安とが交錯し、 あまりに嬉しいような、そうでないような。 そんな迷いを吹っ切るためにも、こういう時こそのプレミアムを付けた。 蝶屋のトンカツである。 「所用で外出しなければ」を、 「蝶屋のトンカツを食うために」へすり替えたのである。 ご褒美や人参がぶら下がってないと動かないのは、 昔からの習性で、今さらどうもしようがない。 吹き出す汗で、タオルをぐっちゃりと濡らし、 虚ろな目付きで「トンカツ、トンカツ」とぶつぶつ言いながら、呉服町を歩くオッサン。 決して不審者とかじゃないので、あったかい目でスルーしてほしい。
2011年 06月 29日
![]() 九州や東北の方では、梅雨の大雨による被害が出ているようですが、 のほほん静岡では、そんなこともなく、 「あれ、梅雨終わったんかいな」くらいの暑さが続いている。 ただ、降っては夏の太陽の繰り返しで、 そのジメジメ感は倍加し、完全に熱帯の気候のようである。 しかも、節電。 そこで「デンデン♪ムシムシ♪」の登場となるんですが、 カンの良い皆さんのこと、とっくにお気づきの事でしょうけど。 さて、そんな熱帯気候の中、抵抗力も体力も落ち、 抗体の数は半減、白血球値も常に異常値な我々病人にも、 これ以上看護師さんたちの手を煩わしては良くない、 せめて自力でこの猛暑の梅雨を乗り切れとばかりに、 へへへ・・豚さんの生姜焼きが振る舞われた。 ただし、脂身は一切なし。 写真を拡大してよぉ~く見てください。 生姜焼きにされた豚の肩肉には一片の脂身も付いてません。 相変わらずいい仕事してますよ、ホント。 食べ盛りの患者さんには、ちょっと一息の生姜焼き。 でも、あ~あ脂身が恋しい。 昨日の昼飯。 米飯中、 豚肉の生姜焼き、 切り昆布と人参の煮物、 モロッコインゲンの味噌マヨネーズ和え、 びわとオレンジ。
2011年 06月 28日
![]() 入院している間の最大の改善?進歩?成果?のひとつは、 「納豆を食えるようになったこと」だろう。 50年近く生きてきて一度も口にした事なかったし(たぶん)、 子どもの頃から、実家の食卓に納豆が上がることはなかった。 つまり、言ってみれば、食べる習慣がなかったのである。 ところが病院食である。 傷口を塞ぐ蛋白質だ、血液をサラサラにする酵素だと洗脳され、 しかも、納豆を食わないと、味噌汁と白飯だけの朝飯になってしまう。 そんなノーチョイスの状況に置かれたのである。 ただ、イマイチ食べ方がわからない。 ご飯に掛けて食べるのか、普通のおかずのように、ご飯と別々で食べるのか。 初めてオレの身体の中に入った納豆菌、活躍を期待したいが、 納豆に続いて、里芋やオクラ、モロヘイヤとかの例のネバネバ系が、 すんなり克服できるかと言うと、 それはそれで、別の話しなんだよな。 昨日の朝飯。 米飯中、 南瓜玉ねぎ味噌汁、 小松菜ちりめん和え、 納豆、 焼き海苔、 アシドミルク。 < 前のページ次のページ >
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