
「例のセノバ」って言っても、静岡市に住んでるひと以外には、
セノバ?、なんの暗号?ってくらいだろうけど、
毎日、何万人もの来店があるって、
今の時期、やればできるって言うか、飽きられないように頑張ろって感じかな。
そんなセノバがグランドオープンで浮かれている頃、
その目と鼻の先に、しかも同じ頃にオープンしたのが、
我らが料理長さんの待望のイタリアン。
思えば、料理長さんがオレの入院先に訪ねてきてくれて、
「店を開けようと思っているけど、なかなか良い物件がなくて」、
なんて言ってた頃から5ヶ月。
お互いに、それぞれ頑張ったよなと、
感慨深げで綺麗な色のカウンターを思わず撫でてしまっていた。

さて、そんな思い入れたっぷりでのファーストオーダーは秋刀魚のマリネ。
そう、この店に限らず、料理長さんの料理を頂くこと自体、実はお初。
期待値はめっちゃ高かったから、
そりゃあ、手は震える、目は血走るで、緊張感いっぱい。
でも、見てよ、このシズル感いっぱいのサンマちゃん。
ビールから始めて、白で再出発みたいな感じでも、
このサンマちゃんだけで、1本空いてしまいそうなほどワインに合う。
そうなるともう止まらない、
料理長さんに、「適当に」と頼んだ小皿が続く。
お魚のエスカベッシュに、イサキのカルパッチョとか、
レバーのペーストだって旨いし、
「これじゃ、パスタ食ってるとメインが食えなくなっちゃう」なんて敬遠したパスタも、
おウチシェフがオーダーしたゴルゴンゾーラのペンネ、
こんれがまたワインに合う驚き。
こんな定番パスタ食うのも久しぶりだったけど、
その定番ゆえの奥深さ。
おウチシェフ曰く、「ゴルゴンゾーラもいいけど、ペンネ絶品」。

そんな前半戦から、2本目の白になり、
大概、ふたりでワインは1本、お酒は5合までと決めているのだが、
メインをワインなしでは寂しすぎると、
お肉のメインにも関わらず、白のお代わり。
まあ、肉だから赤とか、魚だから白とか、まったく気にしないのが常。

そして、そのメインはラムロースのチャップと牛のハラミ。
ラムの骨付きロースはグリル。
ラムやマトンのあの独特の匂いは、その脂身からきているが、
このラム、これだけたっぷりと脂身を付けていながら、
ラムの香りはほんのりとくらいで、
もちろん、その骨までちゃぶり倒して頂いたのは言うまでもないけど。
して、ハラミはピッツアなんとかという料理法。
2度ほど聞き直したけど、結局覚えてない。
けど、その見栄えで一目瞭然のチーズとトマトソースで、
ハラミのピッツアという雰囲気。


まあ、欲を言わせてもらえば、もっとイタリアのディープな料理も食いたかったが、
それは次回のお楽しみということで。
料理長さんも、ど定番で受け入れやすい店にするのか、
これぞイタリアと、玄人受けを狙うのか、
まだその方向性を決めかねているようだけど、
「そりゃあ、料理長さんのやりたい方向でいいんじゃないの」なんて、
かなり無責任なことを言ってたふたりだが、
それは、初めの期待値の高さが、そのまま次回への期待値の高さへと、
そのままキープされてるって意味に解釈して欲しいと思う。
酔っ払いでお腹満腹のふたりは、
この後、しばらく鷹匠の街を散歩してから、電車に乗って帰って行ったが、
帰りの電車でもう、明日のランチはTiaLocaだと決めていたが、
ただ、もう一度ペンネにするか、それともリゾットにしようか、
きっと、明日また店のカウンターに座ってからも決めかねているだろう。
Osteria TiaLoca静岡市葵区鷹匠1-7-8
TEL;054-260-6090
18:00~22:30、週末は23:00まで
とりあえず休みなしだって。
ふたりで、大満足の¥15,000くらい也。