蕪の鶏そぼろあん掛け
2009年 11月 18日
あまりシチュエーションがよく理解できないが、
たぶんお昼の休憩中とか、
「これ、裏の畑で採れた蕪なんだ、キミにやるよ」とか言うんだろうか。
だとしたら、この上司、部下にやる蕪をわざわざ車に積んで今朝はご出勤なのか。
それとも、朝礼中、
「あ~、この採れたての蕪なんだが~、誰か欲しい者がいたら、
お昼までにメールで連絡をくれ。 ちなみに早いもん順だ。」とか言うのか。
まあ、どちらにしろ今夜、オレの焼酎の肴になっている。
この上司の畑で取れた蕪を使った鶏そぼろあん掛け、
これが、また旨いんだ。
まず、蕪自体が旨い。
野菜のことはよく知らないが、
元々は、オレの握りこぶし大の大きさがあった蕪だが、
皮をぐるぐる剥き、
その皮のすぐ下あたりに、イチバン旨いところがあるような気がするが、
魚でも肉でもフルーツでも、そんなことをよく言うから、
野菜もそうなのかも知れないと、
あまりに大胆にぐるぐる剥かれる皮を見ながら思うのだが、
そして、炊きあがったそれは、ほんの直径10cmにも満たない大きさになっている。
それだけ旨さが凝縮したのか、
なにしろ、蕪が甘い。
そして、ほどよく生姜が効いた鶏のそぼろあん。
最初は、肉味噌にしようと思ったらしいが、
蕪を生で喰ってみて、
肉味噌より、上品で繊細な鶏そぼろあんにしようと思ったと言うから、
こいつ、その辺で会社勤めしてるより、
割烹屋でも始めた方が、ずっと性に合っているんじゃないかと思うが、
まあ、その辺で会社勤めしてないと、
こんな旨い蕪をくれる上司もいないんで、
世の中、難しいとこだ。
そう言えばこの上司、野菜だけでなく魚をくれることもあり、
しかも、立派なイトヨリとか、イサキとか、目鯛とか。
つまり、この上司、平日の朝は、裏の畑の世話をして、
休みの日には、海へ漁に出る。
他人の私生活ほど、摩訶不思議なものはないが、
この上司、割烹屋の仕入れ先としたら、
相当、上質なネタを納めてくれるに違いない。
しかも、仕入れ値がタダっていうのが嬉しい。
だとすると、割烹屋もわるくないかも知れない。
アナタも肉屋にしとくのはモッタイナイ?!
サラリーマンにしておくのがもったいないような気がします。
ブログがあったんだ。
なんとなく知ってたような、初めて見たような。
しっかし、オスカーでかいよなあ。
これが、釣ってきた魚だなんて・・・
食べないで飼うって、ようわからんけど。