ひな祭りに軍鶏をさばく。
2013年 03月 04日
季節は、なかなか春めいてこないのに、気が付けば3月。
きのうは、ひな祭りで、近所の商店街じゃ、
桜餅やいちご大福やら、ちらし寿司がきれいに盛られて売られている。
あちこちが、淡いパステルピンクで、
こういう店頭には、もうすっかり春の雰囲気。
この軍鶏は、藤枝の山里で、実は冷蔵機械の販売が主な仕事だというオッサンが、
自作の高床式の鶏舎で肥育している。
鶏舎を高床式にしたのは、こんな街から、そんなに離れていない所に、
軍鶏を狙ってテンが出てくるらしい。
「オレが食う前に、テンに全部くわれちまったよ」と、
飼育を始めた当初の苦労話をしてくれる。
ほとんど趣味で始めた軍鶏飼育が、いつの間にやら本業っぽくなったのは、
「ほら、冷蔵器はほっといても動くけど、
軍鶏には毎日、エサやんなきゃなねえからなあ」と、
鹿児島出身のオッサンは、ガッハッハと笑う。
わざわざ、頼んで小さ目に仕上げてもらっている。
だって、「2キロも3キロもあったんじゃ、おウチで料理できねえだろ」と言う、
某おウチシェフのアドバイスを忠実に商品化する子犬。
このくらいだと、フライパンでもオーブンでも、
充分に調理可能なんですわ。
軍鶏は、雄、雌、分けて飼育しないと、喧嘩しちゃうらしい。
そして、軍鶏の悲しい性、どちらかが動かなくなるまで戦ってしまう。
中抜きで1キロちょっとのト体を、
ヘラヘラと薄笑いを浮かべながら解体し、
目を血走らせながら焼く。
こんな雌には、とても敵いそうにない子犬は、
クンクンと鼻をならしながら、「旨い、旨い」と頬張っていれば、
なんとかエサが回ってくることを知っている。
鶏って解剖しかしたことない・・・おウチで捌くのって、憧れますね
にしても、雌雄同居で喧嘩って・・・
異性を巡って同性間で?それとも、雄vs雌??
どっちにしても、最後に残るのは雌なのかしら?
グリラーでやると楽チンかも。