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鳥海山の裾野に住む豚くん達。

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なにかと忙しくて、豚舎に入るのは四半期ぶりくらい。
鳥海山の裾野にある豚舎の朝の外気温は、
5月もGWをとっくに過ぎているのに、まだ5℃にもなってなく、
車を降りると、冷気が二日酔いの頬っぺたを平手打ちしてくる。
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この子豚くん達は、金華豚。
金華豚とは、中華料理で使うあの金華ハムの原料豚で、
でも、ここにいるのは、その原種の金華豚に別の交配豚を掛け合わせた豚。
スーパーで売っている豚肉には、いろんな銘柄の名前がついているが、
黒豚などを除いて、そのほとんどは、LWDという三元交配種。
Lはランドレース種、Wはホワイト・ヨークシャー種、でDはデュロック種。
Lの雌にWの雄を交配し出てきたLWの雌にDの雄を掛けてLWD。
じゃあ、金華豚はと言うと、
Lの雌にDの雄を交配し出てきたLDの雌に金華豚の雄を掛け合わせた、
LDKと言う三元交配種を、金華豚と呼んでいるのである。
また、別に金華豚の純粋種も、「純粋金華豚」とか言って流通もしているけど。
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その金華豚くんたち、
北前船の湊町だった酒田の料理屋で、
肩ロースを炭火で焼かれたり、
生パン粉をまとって、とんかつちゃんに変身したりして、
美味しく、我々の胃袋におさまったわけだが、
おウチシェフは気に入らないらしく、
「あたし、食べてないッ」。
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ついでだが、加工工場の熟成庫には、
生ハムになるべく、金華豚の骨付きモモが、
静かにつる下がっていたが、
炭火焼もとんかつも、この生ハムも、
まあ、よくある豚肉のそれとは、あきらかに違う味だったんだが、
また、おウチシェフに、「あたし、食べてないッ」って睨まれてしまうから、
この辺でやめておくことにする。
Commented by あべこ at 2013-05-21 00:02 x
ここの豚、おいしいですよね。
久々にお取り寄せ、しようかな・・・
それにしても、寒さは小さな生き物にはこたえますよね。
子豚ちゃん、ガンバレ〜〜〜
Commented by tadano_buta at 2013-05-22 12:01
>あべこさま、毎度。
寒くても、咳ひとつ聞こえず、元気いっぱいの子豚くんたちでしたよ。
なかなか、銘柄豚の豚舎って入ることができないんだけど、
この日は特別でした。
by tadano_buta | 2013-05-19 22:39 | あちこちで喰う | Comments(2)

美味しくご飯を食べるために、 楽しくお酒を飲むために!


by tadano_buta