一会 いちえ 静岡昭和町
2007年 05月 07日
自慢したいくらいの優越感と、
決してよそ者には冒されたくない排他感との葛藤に悩むことになる。
酒が旨い、魚が旨い。
まずは酒、
意外に思うかも知れないが、
静岡には規模は小さいながらもしっかりとした酒の蔵元が結構ある。
一会にも、魔王、村尾、赤霧島に森伊蔵の3年古酒と
錚々たる芋焼酎の代表選手が並んでいるが、
小さい地元の蔵元の酒もきっちり揃えている。
この夜は、それらを西から順番に頂いた。
國香(こっこう)、喜久酔(きくよい)
磯自慢(いそじまん)、臥龍梅(がりゅうばい)、
どれも、きちっとした輪郭を持っていながら肴の邪魔にならない。
静岡らしいと言えば、まあそんな気もする。
次は魚、
やっぱり、年とともに好みも変わり、
「オレは昔から肉より魚だったんだよ」とか勘違いしながら、
酒肴も肉から魚へとなっていく。
おっぱいだって、デカけりゃいいってもんじゃない。
あれ、カンケイないか。
初夏の駿河湾には、酒の肴が泳いでいるようだ。
由比の桜海老に用宗の生シラス、そして御前崎に上がった鰹。
沼津の金目は煮付けに、
このあたりで興津鯛と呼んでいる甘鯛は一夜干しになり、
静岡の酒には、やっぱり静岡の魚が絶妙に合うようだ。
おっぱいはやっぱりデカいにこした事はない。
あれ。
ところで一会、場所がまったく分りづらい。
きったないビルの1階、
看板も小さけりゃ、玄関だって階段に隠れていて見えづらい。
ロケーションも繁華街の端っこ。
その先は、国道に通じる昭和通りに出る、
場末じゃないけど、街としてはドン詰まりだ。
そんなところにあっても場所を選ばないって言うのか、
地元のモノを揃えると酒も肴も一級品になる。
そんな静岡自慢を肴にしたくなるような店だ。
一会 いちえ
静岡市葵区昭和町10-12まるよしビル1F
TEL;054-221-8500
5:30~24:00
日曜定休
3人で存分に飲んで喰って¥22,000
なんか、いい店ですね。行ってみたいです。
関係ないのかも知れませんが、『飛露喜』・『黒龍』もあるのですね
私の好きなお酒です。
魚もおいしいですね☆ 刺身がいちばん好きです◎
昨晩も寄ってきました。
福島と確か富山の酒ですよね。
昨晩は大将から「磯自慢の中取り」を頂きました。720mlで11万円、年間300本しか造らないそうです。
ちょっと自慢です。
アメーラトマトのおでんは、静岡おでんとは違って、薄味の関西風の出汁の中に、トマトが丸ごと入ってます。トマトとは思えない甘さに仕上がってますよ。
あの晩は、オレと弟と知合いの証券屋さん、全員ものすごく食べるし、ザルのように飲みますのでこんな会計になったまでですよ。
普通に飲んで食べれば、そんなにはなりません。
ここの鶏料理は、十文字の地鶏と今話題の日向地頭鶏を使ってました。宮崎のこの鶏は結構旨いですね。